色彩検定は役に立つ?学習するメリットを解説【絵・デザインの制作/ファッション/仕事】

  • 色彩検定って取得しても意味ないんじゃ、、、資格コレクターにはなりたくない。
  • 公式サイトとかを見ても、色彩検定って何となく憧れるけど、実用できなきゃなあ〜

このような感じで、色彩検定に興味はあっても、受検するかどうか迷っていませんでしょうか。

資格の勉強はいざやってみると大変ですので、勉強に時間を費やしてから「やっぱり必要なかった!」と後悔したくないですよね。
学習する前に、「どんなことに色彩のスキルを役立てたいか」を考えておくことは重要だと思います。

今回は、色彩検定を学習するメリットについて解説していきます。

この記事はこんな悩みをお持ちの方向けです
  • 色彩検定の学習を始めるかどうか迷っている
  • 色彩検定を学習することで、できるようになることを知りたい
  • 色彩検定は仕事や就活で役に立つのか知りたい

結論から言えば、色彩検定の知識は

  • 絵を描く人、デザイナーを目指している人
  • ファッションやインテリアのコーディネートに活かしたい人
  • 仕事に活用したいと考えている人

には役立てられる場面が必ずありますので、勉強して損はありません。

ただし、色彩検定2級合格した身として実感することは、日常的にも使える知識を得られる資格ですが人によって役立ち度が異なるということです。
例えば、上記3つのどれにも当てはまらない方が、色彩検定に合格して外部にアピールしたとしても、反応があまり返ってこないと思われますので、メリットを感じにくいかもしれません。

以下より詳細について解説していきます。

目次

色彩検定を勉強すると色のスキルが「理論」で身に付く

色彩検定を学習すると、感性や経験によらない理論の土台を身につけることができます

衣服・住宅・車・商品パッケージなどの、あらゆるモノの色彩を日常の中で目にすると、「この色合いは素敵だな」とか、「センスがいい色の使い方をしているな」と思ったことは無いでしょうか。
また旅行先などで、普段目にしない風景を見て「すごく綺麗な景色だ」と感動した経験は、多くの方が持っているものと思われます。

こういった時、どうしてその色づかいで心を動かされるのか、言語化できますか?
おそらく難しいのではないでしょうか。
大多数の方が「何となく」としか答えられないのです。

色彩検定では、その「何となく」の部分を学習して言葉にできるようになります。
色はセンスや経験ではなく一定の法則(ルール)に従えばうまく扱えることを学んで理解できるのです。

内容をマスターすれば、次で解説する場面等で、自信をもって色を扱うことができるようになるでしょう。

色彩検定はどんな場面で役に立つ?

①絵・デザインの制作

お絵かき

色彩検定の学習を通じて、絵やデザインの制作においては、表現力の向上作業のスピードアップが期待できます。

例えば、出題範囲の一つに配色技法(色の組み合わせ方)があります。

創作において配色を考えることは不可欠です。
配色技法を勉強すれば、演出の幅が広がることにつながります。

また、知識があればアイデアが浮かばず悩んだり迷ったりことも減るので、配色にかける時間の短縮にもつながるでしょう。
つまり学習前と比べて、レベルの高い作品を短時間で生み出していけるようになるのです。

ファッション・インテリア・建築

インテリア

色彩検定を多くの方におすすめできる理由の中でも一押しなのが、ファッション・インテリアのコーディネートに知識を活かせる点です。

関連業界で働く方以外であっても、活用できる場面が多いからです。

ファッションにおいては、毎日出かける前に着る服の合わせる際に色彩検定で得た知識を使うことで、表現したいイメージにすることが簡単にできるようになります
部屋の模様替えにおける家具・インテリアの選定においても、同様に役立てることができます。

マイホームの発注購入やリフォームを検討されている方は、内外装のデザインについて考案する際に色彩の知識が役に立ってくることでしょう。
完成後に「やっぱりこの色合は気に入らない」「こんなはずではなかった」などと考えてしまうことは、まず無くなります。

③就活・仕事

スキル・資格

色彩検定は就活や仕事で役に立つのか、多くの方が気になっているところだと思います。

正直なところ、就活では履歴書に書いてもアピールポイントになりにくいのが一般的です。

評価してもらえるのはアート・デザイン・ファッションに関係する業種等に限定されます

それ以外の職種では、色彩検定について採用側にそもそも認知されていない事が多いです。
「色彩検定?どういう資格だろう。まあウチではそんなに必要でないだろう」と思われて終わることがほとんどです。
「自発的に勉強して資格を取得した」という努力と成果を評価してもらえるかもしれませんが…

ただし、仕事をする中で色彩のスキルを活かせる場面は多いです。
例として、

  • 視覚に訴えるような分かりやすく効果的な資料を作成できる
  • ターゲットの目に留まりやすく、訴求しやすい印刷物(広告物)をデザインできるようになる

などが挙げられますね。
あまりパッとしないかもしれませんが、多くの業種で共通して使えるスキルだと思います。

色彩の有効な活用を意識しながら業務に取り組んでいけば、上司や顧客からの評価が上がることが期待できるでしょう。

迷うのであれば、入門本を試しに読んでみましょう

色彩検定を勉強する前のお試しとして、入門本を読むこともオススメです

検定の公式テキストは読み物としても面白いです。
しかし参考書以外でも、色彩についてわかりやすく・面白く解説されている良書はたくさんあります。

ここまで色彩検定を役立てられるケースについてご紹介してきましたが、学習をするかどうかまだ迷うのでしたら、一度読んでみても良いと思います。

そして「何だか面白い」「役立ちそう」と思えたのであれば、受検へ向かうのも有りですよ!
入門本の詳細について以下の記事でも解説しています。

まとめ:色彩のスキルを身につけると仕事もプライベートも自信がつく

  • 色彩の知識は絵・デザインの制作、ファッションやインテリアのコーディネート等に活かせるので自信を持って取り組めるようになる
  • 日常生活に色をうまく取り入れられるようになり、自己実現や生活の質の向上につながる
  • 仕事においては、関係業界以外は資格そのものに着目されないが、資料や広告物等の作成において知識を有効活用できる

以上、色彩検定を学習するメリットについて解説しました。

色彩検定の概要・学習方法をまとめた記事はこちら↓

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次