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色彩検定はどのレベルも、条件なしに誰でも受検することができます。
つまり3級は飛ばして、2級から挑戦することが可能です。
ただ、いきなり2級を受検するにあたり、「本当に合格できるのか?」と疑問が生まれることでしょう。
2級からチャレンジしても合格はできます。今回は色彩検定を2級から初挑戦して合格できた学習方法を、実体験に基づいてご紹介します。
2級の合格ラインの目安は正答率7割以上です。
私は200点中183点で、2級に一発合格できました(2022年夏期)
本記事を参考にしていただければ、2級合格に近づけると思います!
- 色彩検定2級に一発合格したいが、学習について不安がある
- 独学でも合格できる勉強の流れを知りたい
2級合格するまでの学習の流れと心がけていたこと
実際に合格したときの学習の流れと心がけたことを以下に掲載します。
学習前〜学習時
参考書は1冊でOKです。以下の条件を全て満たすものを選ぶようにしました。
- 3級の内容も含んでいるもの
3級の内容を踏まえながら2級を学習すると覚えやすいです。
と言うよりは、2級は3級を理解した前提で問題がつくられているので、3級も勉強するのは必須と言えます。 - 練習問題・模擬試験がついているもの
暗記だけをするよりも一回読んだら問題を解く、といった風に進めた方が確実に定着します。
私は、最短合格! 色彩検定2級・3級テキスト&問題集(ナツメ社)を選びました。
上記の条件を満たすのはもちろんののこと、重要なところが分かりやすく勉強しやすいと思ったからです。
参考書1周目は、普通に読書をするつもりで読み進めて構いません。
ただし最初から順番に読むことをおすすめします。一度出てきた用語が後の章で何度も使われることがあるので、好きなところから読み始めると、意味が分からず読み進めにくいかもしれませんので…
2周目は紙に重要だと思うところを書いて学習を進めていきます。
学習を始める前に「出題傾向と対策」のページを読んで、どんな問題が出やすいかを意識して、どこが重要か考えながら書いていきました。
後で見返したりはしなくていいので、キレイにまとめるのではなく手を動かして、書いて覚えることに集中します。
- 語句は正確に覚える…「一字一句」正確に覚えましょう。
曖昧に覚えていると似た言葉の選択肢が出てきた時に混乱してしまうことに問題を解いていて気づきました。
実際の出題例:正しいのはどちら?
①分光視感効率 ②分光視覚効率 →正しくは「①分光視感効率」です。
1文字しか違わないので、正確に覚えていないと「どっちだっけ…」と迷ってしまい、時間のロスに繋がってしまいます。 - 練習問題もチャレンジ
問題を解いて添削した後は、正解・不正解にかかわらず、解説はすべて読んで確認しました。
まぐれで正解した問題を見逃さないためです。
他の選択肢との違いや、解答を導き出すまでの考え方など、暗記しているだけでは分からないような気づきもあります。
2周目が終了したら、時間を測って模擬試験に挑戦してみましょう。
模擬試験で7割正解できないと合格できない可能性が高いです。
この場合、3周目以降も2周目と同様にしっかり取り組む必要があると思います。
勉強のやり方は2周目とほぼ一緒ですが、内容全部をやらなくてもいいと思います。気になる部分をピックアップして復習していきます。
私は、忘れているなと思ったところを中心に復習していきました。
紙に書くのをやめてOneNote等パソコンに入力してまとめたりもしていました。
試験直前にサッと見直せると思ったからです(結局見直せませんでしたが)
弱点を見つけて克服していくのはもちろんですが、試験日まで勉強のモチベーションを保ち続けるのもポイントです。
模擬試験で合格圏内になってしまうと安心してしまいがちです。以降の勉強が疎かになって、いざ本番で思ったように解けないといったことは防ぎたいですよね。
受検時
受験時に心がけたことは以下のとおりです。
- 時間を意識する!
(参考書の模擬試験は80分でしたが、実際の試験は70分。模擬より10分短いのに問題数はほぼ変わりません。
スピーディに問題を解いていかないと時間内に終わらないかもしれないです。実際、私は後半かなり焦りました… - マークシートに時間を取らない
1問解いたら都度マークする…という感じで進めてしまうと、問題冊子とマークシートを行ったり来たりする回数が増えてタイムロスに繋がります。
そのため、1セクション終えたらまとめてマークしていました。(ズレて別のところにマークしないよう注意) - 難しくて解けない問題は、とりあえず選んでおいて、一巡してから考える
後の問題に割く時間を確保するためです。
解けるはずの問題が、時間が無くて解答できずに終わるのは非常にもったいないことなので…
また後ろにある問題が、つまづいた問題のヒントになっている可能性があります。
語句選びで迷ってしまい、自信がない問題があった→後の問題文にそのまま正解が載ってるじゃない!(歓喜)
こんなこともあり得ますので、取りあえず最後まで解き終わることを優先し、一巡してから分からなかった問題について再考しましょう。
試験終了後は、結果が気になってモヤモヤするのであれば、参考書で自己採点をしてみましょう。(試験問題は持ち帰るように指示されます)
問題数で8割程度正解していれば、マークのし忘れやケアレスミスなど無い限りは合格圏内だと思います。
参考書で答え合わせをしている余裕がない場合は、後日公式サイトで発表される解答を確認して自己採点できます。
まとめ
今回は色彩検定を2級から初挑戦して合格できた学習方法について解説しました。
- 1冊の参考書に毎日少しずつでも取り組み、2周以上リピートする
- 語句は一字一句正確に覚える
- 練習問題・模擬試験の解説はすべて確認する
- 本番では、時間を意識してとりあえずでも全問解答する
色彩検定を学習するメリットと学習の手段について、もっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ↓