色彩検定はどのレベルも、条件なしに誰でも受検することができます。
つまり3級は飛ばして、2級から挑戦することが可能です。
ただ、いきなり2級を受検するにあたって疑問が生まれることと思います。
2級から受検して本当に合格できるの?
3級から順番に受検した方が良いんじゃないかな…
2級だけ受検して良いことってあるんだろうか
結論から言えば、2級からチャレンジしても合格可能です。ただし人によって、2級から受検するのに向き・不向きがあると考えます。
本記事では、色彩検定を2級から受検するのに向いている人・向いていない人の特徴についてお伝えしますので参考にしていただければ幸いです。
色彩検定はどのレベルから受検したらよいか?
2級から受検しても良い場合
以下のどちらか1つでも当てはまれば、いきなりでも2級の受検に向かった方が良いと考えます。
①2級に合格することが最優先
色彩の知識の習得よりもとにかく「2級合格した実績が欲しい」のであれば、3級は飛ばして2級を受検してしまいましょう。
3級合格してから2級を受検するのでは…
- 2級のみ合格を目指すよりも学習量が増えてしまいます。
例えば3級合格に向けて学習する時は、2級の出題範囲に含まれていないところもスラスラ解けるまで確実に覚える必要があります。 - 3級と2級を最低1回ずつ受検しなければならず、その分学習期間が長引きます。
受検のチャンスは夏期(6月頃)・冬期(11月頃)の年2回しかありません。
夏期に3級受検して合格→冬期に2級受検、というスケジュールでは、2級合格までに最低でも半年くらいの時間を要することになります。
2級と3級は試験時間が重複しないので、同じ日に両方受検することが可能です。
つまり2級・3級同時合格を実現できます。
ただし、2つの級を連続して受検すると昼をまたいでしまいます。
スケジュールが合うか微妙…な方もいらっしゃるかもしれませんね。
※参考までに、2022年夏期の日程は以下のとおりです。
- 3級:10:30~11:30(60分)
- 2級:12:30~13:40(70分)
②受検にかかる費用を少しでも抑えたい
受検するにあたってトータルで発生する費用をできる限り少なくしたい場合も、2級からの受検をおすすめします。
単純な話ですが、合格するために必要な教材と検定料が2級の分だけで済みます。
費用を抑えるのが最重要なら、学習手段は絶対に独学です。
独学では不安だからと言って講座を受講してしまうと、受講料が数万円かかるため本末転倒です。
独学に踏み切れないようなら、金銭面と合格のどちらを優先するべきか、今一度考えなおす必要があるかもしれません。
3級から受検した方が良い場合
以下のいずれかに当てはまるようでしたら、慌てずにまずは3級から受検しましょう。
①3級の問題が「難しい」「初めて知る事が多い」と感じる
3級を受検するべきかどうか判断するには、学習に入る前にまず自力で問題を解いてみることが有効です。
試しに、3級の 公式サイトの出題例などから問題に数問挑戦して、以下のどちらに当てはまるかを確認してみましょう。
- 問題に出てくる用語の意味がわからず(推測もできず)解けない →3級から順番に受検しましょう
- 用語そのものは知らなくても大体意味がわかる、解ける→2級から受検してみてもOK
②色彩の知識を得るのが一番の目的である
検定に合格することよりも、色彩の知識を得ることが一番の目的である方は、3級を受検することを優先したほうが良いでしょう。3級でしか出題されない内容が、結構重要だったりするためです。
3級は基本的な内容だからこそ活用できる場面が多いです。
仕事に限らず、日常生活でも使えます。
2級ではより発展的な内容になり、日常生活で使う観点からは専門的すぎて使えない内容も多いです。ファッション・デザイン・建築関係の職業に従事する(予定である)方など、仕事で色彩に関わる以外の方は、3級合格するだけで必要十分に色彩の知識を持っているといえます。
2級のみ合格しても、3級よりも内容が専門的なので案外その知識を活用できず、資格コレクターで終わってしまうかもしれません。
まとめ
今回は色彩検定2級をいきなり受検するのに向いている人・向いていない人の特徴」について解説しました。
2級から挑戦するのに向いているのは、「2級合格が最優先の目標の人」と「費用を少しでも抑えたい人」です。
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